3月になりました!

あっという間に3月になりました。

僕にとっては「激動の2月」でありました!睦月の自分と弥生の自分は少し変わってしまいました。その原因は、そう!エジプトです!

2月はエジプト〜リビアで起っている事をひたすらネットで追いかける日々でありました。

その際の「三種の神器」があります。




twitter

海外メディアのネットサイト

アルジャジーラの英語放送。




この3つで追っかけました。

日本のマスメディアには申し訳ないですが、今回の大変動を鋭敏に感じ取るソースにはとんとお目にかかる事はありませんでした。

これまでぼんやりと抱いていた日本の報道姿勢への不信今回の件で明確となってしまいました。残念でありますが、これが現実です。


日本のメディアはチュニジアから始まった大変動に対して真摯な姿勢で接していません。何処か遠くで起った出来事という認識です。


この大変動が一体どういった経緯で起ったものであり、これがこれからの人類にどのような影響を及ぼすのかという問題提起や分析、展望ができません。



出来ないのです。



出来るのしないのは罪ですが、出来ないんだから、これはもう諦めるしかないと僕は思いました。だから、日本の報道機関へのぼやきはしないようにしました。だって、出来ないのに「なんでできないんだ」なんてかわいそうな事が僕には出来ないからです。




エジプトで信じられない人の数が集って国家権力に立ち向かっているときに、相撲の八百長問題を弄んでました。

リビアで信じられない兵器で名も無い民衆が虐殺されているときに、パンダの来日に時間を割いてました。

民衆が結束して国家に立ち向かい姿を国民に見せたくないのかと思えるほどでした。





楽家大友良英さんの何気ないツイートが印象に残っています。

2月10日のツイート




「日本の報道、中国に行ったときに見るむこうのテレビのニュースに近いものを感じるのはオレだけだろうか。こんなことで本当にいいのだろうか?」



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どうして自分がここまでこの大変動に興味を持っているのかを再検証してみます。

「いったい何処から始まったのだろう?」って思い返した時、「サンデル教授の白熱講義」からじゃないかと思いました。

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本屋が好きでよく本屋に行く。別に何を買う訳でもなく、本を物色する。そんな中に「これからの正義の話をしよう」という本が話題になっていた。ぱらぱらと見ると、講義形式になっていてハーバードの学生たちが哲学的な議論を先生としているのだ。

対話形式を文章で読むのが苦手な私は、ネットで画像が無いか調べてみた。するとNHKにあった。けど課金制だった。パックで買うと本と変わらない値段だった。「それなら本買うよな〜」と思いつつ、グーグルをさらに検索すると、youubeの画像がひっかかった。そこをクリックするとハーバード大学のアカウントのページにジャンプした。ハーバードのページにはサンデル先生の講義のすべてがアップされていた。「おおお〜」と興奮しながら映像を見ると、当然ながら英語だけだった。字幕無し!これは少したじろいだが、僕は頑張ってその第1回の講義を見る事にした。冒頭の話は本屋で立ち読みしていたので、概要はなんとなくわかった。後半は自分でも知っている哲学者の名前なども出てきて「ああ、こんな事言っているのかな?」という感じで見ていた。その講義を見ながら「これは英語で理解しないといけないじゃないか」という事をおぼろげなら感じていた。英語はとても論理的な言語という勝手なイメージが僕にある。哲学を語るのに適した言語ではないかと思ったのだ。あくまで直感。なんの根拠もない感じだった。でも、その感じが強くなるにつれて「英語勉強しなきゃ」という思いが頭をもたげてきた。基本的な単語はなんとなく覚えている。これは中学高校と受けてきた英語教育のおかげだと思った。後はテクニカルタームを覚える事と、ヒアリングが出来る様になればいいのではないかと思ったのである。



とにかくサンデル先生の講義を英語で理解したい。この気持ちだけで英語の勉強をしようと決意した。



次にした事は、当然「どうやって英語の勉強をすればいいか」を考えた。本屋に行き、いろいろな教本をチェックした。



最初は単語とヒアリングだと思っていたので、単語集やCD付きヒヤリング中心の本にしようかと思った。でもどれも「早く身に付く」とか「TOEICで何点以上とれる!」などとセンセーショナルな宣伝文句のものばかり。僕は別に早く身に付けたいとも思わないし、TOEICで点数を稼ぐために勉強するのでない。ただ、ちゃんとした英語を操れつれる人間になりたいだけであった。う〜んと本屋の棚を眺めると野口悠紀雄さんの『図解「超」英語法」という本が目についた。数少ない「勉強の仕方」が取り上げられている本である。最も好感を持ったのは英語を学習するには2年間はかかりますと書かれている事であった。そして、お金をかけずに出来るという事も力説していた。後はやはりヒアリングと専門用語を覚える事だった。さらにお金のかからない教材としてインターネットサイトの話題が掲載されていた。インターネットを自分でするようになってから5、6年は経つにもかかわらずその間、英語のサイトを使用することなど皆無だった自分にとっては盲点だった。当たり前の話だけど、日本語のソースより圧倒的に英語の情報量の方が多いのである。お勧めとしてCNNやVOAやBBCのサイトが紹介されていた。そして。wwiTVというサイトもそのリストの中にあった。これは世界のテレビチャンネルがネットのストリーミングで見る事ができるというサイトである。もちろん無料である。

こうして僕は海外メディアへの世界へと入り込んでいた。もちろんこの頃はこの広い世界というものを全く理解していない日本人の一人であった。

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参考URL


サンデル先生の講義→http://www.youtube.com/watch?v=kBdfcR-8hEY



BBCのサイト  http://www.bbc.co.uk/mobile/i/
voice of America http://www.voanews.com/english/news/?refresh=1
wwiTV http://wwitv.com/portal.htm



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